おせち料理の広告を見かけるようになると、もう年末かぁと実感してきますね。
ついこの間まで暑かったのに、あっという間に今年も終わりが近づいています。
お正月といえば、やっぱり「おせち」ですが、そもそもおせち料理っていつからどうやって食べられていたのでしょう?
おせち料理はもともとは「御節料理」、つまり節句に食べる料理のことをいっていたのですが、
そのうち、一番重要な節句である正月に食べる料理を指すようになったとのこと。
正月の火は神聖なものなので、煮炊きに使うのは控えるべきということから、あらかじめ正月に食べる料理を作っておく風習になったとも言われているそうですが、私は子どもの頃、母から
「昔はお正月は店が全部休みだったから、年末までにおせちを作っておいて、お正月はそれを食べて乗り切るために作っていたんだよ」
と言われて、ずっとそう思っていましたがこれは違うのでしょうか??
おせち料理の種類
おせち料理は、四段重に詰められているのが本来は正式な形だそうです(五段が正式なものだという説もあり)。
四段重には“幸せ”を重ねるという意味もあるのだとか。
詰め方の基本としては、まず、一の重には、「祝い肴」、「口取り」料理が詰められます。
次に、二の重には「焼き物」、三の重には「酢の物」、与の重には「煮物」という順番が決まっています(三の重、四の重は逆の説もあり)。
ここでちょっと待ったー。
我が家ではずっと散弾銃じゃない三段重におせち料理を詰めていました!それは間違いなのでしょうか?
この点については、厳密には違うようですが、三段重や二段にまとめても大丈夫のようです。
というか、最近の主流は三段重ということで、ちょっとホッとしました。
ちなみに、私が愛用しているのはコチラ
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ということで、三段重の場合の詰め方は
一の重には祝い肴(数の子・黒豆・田作り)や紅白蒲鉾、伊達巻、錦玉子等の口取り
二の重に口代りの酢のものに、焼きもの、煮ものなどを取り合わせて
三の重には煮しめ
が基本のようです。
参考リンク⇒お重詰めの豆知識
1段ごとに詰める料理の数は奇数がいいなんてことご存知でしたか?
楽天で検索したら一番高いお重はコチラの五段重でした・・・
通販で買う人いるのかなぁ(^^;
おせち料理の由来と意味
一般的なおせちに入っている料理の由来と意味を調べてみました。
祝い肴、口取り
- 紅白蒲鉾
めでたい象徴の紅白、祝い事にはよく取り入れられる。赤色は「魔除け」、白色は「清浄」の意味があります。
- 伊達巻
長崎発祥のおしゃれな食べ物。巻物に似ていることから、知識を得られるようにとの願いが込められている。
- 錦玉子
金、銀、錦にたとえて、祝い事にはよく用いられます。
- 栗きんとん
「勝ち栗」ともいわれ、縁起物として喜ばれます。黄金色を財宝にたとえて、豊かを願う料理です。
- 黒豆
「まめ」の意味は、丈夫や健康であること、「まめに働く」という言葉が由来です。
- 昆布巻き
「こぶ」は「よろこぶ」の言葉にかけて、縁起が良いとされています。子孫繁栄の意味もあります。
- 田作り
片口鰯の小魚で作った、豊作祈願の料理。
- 数の子
卵たくさんなので、子孫繁栄の象徴として縁起物です。
焼き物
- えび
腰曲りの姿から、長生きの象徴として縁起がいい食べ物です。
- 鯛の姿焼き
「めでたい」の言葉から縁起物であり、恵比寿様が持っている魚も鯛。
酢の物
- 紅白なます
めでたい紅白と、水引きを表現していることから平和を願っている。
煮物
- 筑前煮
将来の見通せる「蓮根」、子孫繁栄の「里芋」など、土に根を張る根菜類を使い、末永く幸せでいれるように願うという意味がある。
代表的なものをまとめてみましたが、基本は「色」(紅白や黄金など)とダジャレ(!?)ですね。
地域によって違いますが、おせち料理は全部で20~30種類あると言われています。
お正月におせちを頂く際には、由来なども話題にして、日本の伝統を引き継いでいきたいですね(^-^)
ますますお子さんとおせちの由来を話しながら盛り上がりそうです(^-^)
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